この本について
Web アプリケーションのアクセシビリティを、実装・設計・運用の三方向から扱う実務書。仕様の解説にとどまらず、既存プロダクトへどう入り込み、何から直し、どう仕組みとして続けるかに紙幅が割かれている。
色に関する指摘は本ツールの検証指標と重なる。コントラスト比や色覚の話を「単発の修正」ではなく「作り続けるための基準」として据える視点は、ナッジが出す修正案を運用に落とすときに効く。
『カラー・アクセシビリティ』が色そのものを深掘りするのに対し、こちらは色を含めた全体をチームでどう回すかを扱う。2冊を並べると、判断の根拠と進め方の両方がそろう。