この本について
色は単独ではなく、隣り合う色との関係で見える。バウハウスからイェール大学へ渡ったジョセフ・アルバースが、講義で積み重ねた色の実習を1冊にまとめた古典。理論の解説よりも、実際に色紙を並べて「同じ色が違って見える」体験を積むことに主眼が置かれている。
本ツールが数値で示す色差 ΔE や色相分布は、あくまで刺激としての色の量。それが人にどう見えるかは、隣接する色や面積比によって変わる。数値が同じでも印象が違う理由を、この本は実例で示してくれる。
最初の1冊にも、数値に慣れたあとの「なぜ数値どおりに見えないのか」を埋める1冊にも向く。